株式会社 セントテ　建築実例詳細　　昔ながらの日本の民藝と 北欧の灯りをつなぐ家

　民藝品や器が好きで、住まいにもこうした飾らない手仕事の趣を求めたＮさんご夫婦。田んぼの広がる線路わきの分譲地の一画に、自分たちの暮らしのサイズにちょうど良い平屋の家を建てました。
　ほぼ正方形の建物の真ん中にリビングを置き、そこからキッチンや寝室など全ての空間が直につながる、廊下のない造り。ご夫婦の集めてきた民藝の品々と、ぜひ新居に使いたいとの希望で持ち込まれた「ルイスポールセン」の照明をインテリアの軸として、素朴さの中にも洗練された感性のうかがえる雰囲気にまとめました。何より目を奪われるのは、リビングを入って正面に広がる、南面をのびやかに横に貫く細い出窓。すぐ目の前に線路の通る風景を心地よく切り取り、この家ならではの見せ場に仕立てています。