株式会社 ツカサ工務店 　建築実例詳細　　ほんわか家族をやさしく包む、風通しの良い気の家。

　緑が鮮やかな田園風景の中に、切妻屋根と手塗りの白い壁、明るいブラウンの化粧材が、大らかさと落ち着きを醸し出しているHさん邸。共働きのご夫婦と６歳と３歳のかわいい盛りのお子さまの新居だ。奥様は、最初に間取図をご自分で描いたり、「こんな家にしたい！」という希望を箇条書きにしたりと、家に対するイメージがはっきりしていたという。一番こだわったのが「部屋干しスペース」と、その奥の「タンス部屋」だ。共働きのため、夜のうちに洗濯を済ませ、部屋に干して、帰宅後、収納するという生活リズムから、どうしても確保したいスペースだった。壁の鴨居に溝をつけ、ハンガーを掛け易くする工夫も施された。空気の流れを作り、除湿に効果的なツカサ工務店のWB工法では、部屋干しによる洗濯物のイヤなにおいも全くなく、働く奥様の希望どおりの部屋ができた。リビングとして使っている琉球畳の和室には、テレビ台を兼ねた壁いっぱいの造作家具がすっきり収まっている。見上げると、プラマードに和紙ガラスの明るい吹き抜けが壮観だ。和室に吹き抜けがあっても全く違和感はない。お子さまたちは、リビングでパパとお馬さんごっこをしたり、寝転んだり、自由気ままに遊びまわっている。リビング側の引き戸は木目調なのに、その裏側は、客間の和室に合わせてふすまになっているのもツカサ工務店の祥ちゃんのアイデアだ。暑がりで寒がりなご主人が一番気に入ったのが、素足で歩くと本当に気持ちがいい、オーク無垢の床だそうだ。「2階もオーク無垢にすればよかった、とかなり後悔しているくらい」ご夫婦共に、医療関係のお仕事をされているので、洗面台は、シンクが深くて使いやすい病院用を選んだという。照明や家具も奥様のセンスでセレクト。かわいい小物達を飾るニッチもたくさんつくった。木のカゴも捨てられないくらい「木が大好き！」な奥様は「自分の家に対するこだわり、思いが一つひとつ形になっていくのが本当に楽しかったんです！」と満足そう。働くご夫婦のための、使い勝手と機能性を一番に考えながらも、木の温もりとやさしさに包まれた、お人柄あふれるお家である。