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岡山の先輩たちから学ぶ「失敗しない間取の考え方」

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間取は家づくりの根本でもあるから、じっくり悩みたいところ。後悔しない家づくりにするためにも、実際に建てた先輩たちの声を聴いてみよう。みんなはどんなところに後悔したのか、あるいは満足しているのかをしっかり参考にさせてもらって、自分たちの家づくりに生かしてみよう!


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間取図成功のポイントは?

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かつては和室が多く、続き間や土間があることが一般的だった日本の間取。しかし、次第に洋風化が進み、畳ではなくフローリングで暮らす人も増え、日本の間取も変わってきた。さらに、生活の多様化により、過ごしやすい間取も人それぞれ異なる。では、自分たちが暮らしやすい間取はどう見つければいいのだろうか。下記に間取を考える上でのポイントをまとめてみた。まずはポイント1を考え、ポイント2以降は住宅会社と一緒に考えてみよう。

 

ポイント1 テーマを決める
子ども中心の家か、老後も暮らしやすい家か、趣味を満喫する家かなど、何を一番に考えるかで間取もかわる。まずはマイホームのテーマを決めよう

ポイント2 風や光の流れを考える
方角や立地による風や光の流れを考えよう。
できるだけ自然の力を取り入れた設計で心地良く過ごせる空間を手に入れよう

ポイント3 動線を考える
日々行う家事の動線は重要。普段の生活を考えて、配置や距離を考えることが大切

ポイント4 周辺環境を考える
近くに川や海、山や緑があれば、借景として取り入れるのもおすすめ。立地や周辺のこともふまえて、開口部の設計をしよう
 

空間別! 先輩たちの成功・失敗例

ここからは、岡山で実際に家を建てた先輩たちの成功・失敗例を見てみよう。建てる前には気づかなかった点も多数。「なるほど」と思える新たな発見もあるかも!

キッチンの“しまった!”“よかった!”

悩みどころの多いキッチン。間取決定の大きな出発点にもなる場所なので、みんなの意見も参考にしながら考えてみよう

キッチンの“しまった!”

ゴミ箱を置くスペースがない…
キッチンはゴミの量が多いので、大きめのゴミ箱を購入したが、置くスペースを考えていなくて、邪魔でしょうがない。収納できる場所を考えておくべきだった
倉敷市・Yさん

狭くなるのがイヤで食品庫を省いて後悔
食品庫を備え付けるとキッチンが狭くなるので省いたけれど、食材やら滅多に使わない鍋類やらがあふれてしまい、かえってキッチンが狭くなった。間取をもう少し工夫して、食品庫をつければよかった
岡山市・Tさん

オープンキッチンで夏場の調理が暑い
外国風のオープンキッチンに憧れて実現したが、日当たりが良すぎるのと、火力もあるので、夏場が暑くてたまらない。見た目だけで選んだのは間違いだった
倉敷市・Cさん

コンセントの数が足らない
キッチンやカウンターは電気を使うものが多いので、たまに泡だて器やジューサーを使うときにコンセントが足らない。今はタコ足配線で乗り切っている。こまめに抜けばいいのかもしれないが、面倒だな
岡山市・Aさん

キッチンの通路幅が狭くて搬入が大変
リビングダイニングを広くするために、キッチンの通路幅を若干狭くした。家電が通れる幅は確保していたが、思った以上にギリギリに…。搬入時は傷がつかないかヒヤヒヤだった
岡山市・Hさん

広すぎて使いにくいアイランドキッチン
広いキッチンに憧れて、アイランドキッチンにして、スペースも広くとったけれど、冷蔵庫や食器棚が遠く、無駄な動きが多くなってしまう。もっとコンパクトにまとめておけば調理も楽になったのに
岡山市・Kさん

 

キッチンの“よかった!”

独立キッチンで視線が気にならない
片付けが得意ではないので、あえて対面キッチンにしなかった。人を招いてもキッチンは見えないのが良い点。独立キッチンでも、子どもたちのいるリビングは見えるように工夫しているので安心。この間取にして良かった
津山市・Sさん

用途と場所を考えた造作収納が使いやすい
住宅会社さんからの提案で、造作の収納をたくさんつくってもらった。しまいたい食器や道具類のサイズや量に合わせて造ってもらったので、使い勝手も最高! 片付けもしやすいので、いつでもスッキリな状態をキープできる
玉野市・Kさん

キッチン横のダイニングテーブル
我が家のダイニングテーブルは、キッチン横に配置。配膳も片付けもキッチンを回らずにできるので、動線が短くてとっても楽。子どもたちも率先して片付けてくれる。さらに、造作のダイニングテーブルには収納もつけてもらったので、収納力も大満足
倉敷市・Mさん

リビング ダイニングの“しまった!”“よかった!”

リビング ダイニングの“しまった!”

ロの字の間取、最初は快適だったけど…
中庭を中心とした間取。引越し当初は緑のある景色に満足していたけれど、中庭に水溜りができたり、大きな窓からの日差しが暑かったりと嫌なところが目に付くように…。カーテンや手入れに工夫が必要
岡山市・Tさん

リビング階段で冬場が寒い
開放的なリビングに憧れて、リビング階段のプランに。子どもたちが帰ってきたら顔も見れるし、良かったと思っていたが、冬場は階段から流れてくる空気が冷たい。あと、冷暖房費が思ったよりもかかってしまって驚いた。光熱費の面も考えればよかった
岡山市・Hさん

窓の先に隣家の給湯器が…
同じタイミングで建築が始まった隣家。完成したら、リビングの大きな窓の向こうに隣家の給湯器が見えて、なんだか落ち込んだ。隣の方とよくコミュニケーションをとっておけば良かったのかなあ
岡山市・Kさん

開放的な吹き抜け空間。でもうるさい
吹き抜けのLDKにリビング階段。開放的な空間にしたくてこだわった場所だったけど、いざ暮らしてみると、1階にいても2階の子どもたちの声が聞こえるし、2階にいてもリビングの子どもたちの声が聞こえる。家族の気配がしていいと思っていたけど、夜勤明けで寝たいときはちょっと苦痛
岡山市・Yさん

2階リビングが両親にはつらかった
日当たりも良くて、2階リビングに満足していたけれど、高齢の両親や親戚が訪れた際は、階段の上り下りが大変だった。せめて、1階に応接室のようなものを作っておけば良かったと後悔している
備前市・Yさん

LD中心の間取はお客さんが気になる
家族のコミュニケーションを考えて、1階は廊下をなくし、すべての動線はリビングを通るようにした。家族だけのときはいいけれど、お客さんが来ているときに子どもをお風呂に入れにくいなど難点も
岡山市・Oさん

テレビに光が反射してしまう
窓が多い方が明るくなると思って、リビングにもたくさんつけたけれど、昼間、テレビ画面に光が当たり、見えづらい。テレビなど家電や家具と窓の位置関係もしっかり考えておくべきだった
倉敷市・Yさん
 

リビング ダイニングの“よかった!”

窓の位置を考えて風通しもバッチリ
風通しを考えて、南北と東西に窓を配置。家の中を風が抜けているのを肌で感じている。爽やかな空気が流れてくるので、とても気持ちがいい場所に。家族もみんな大喜び
玉野市・Sさん

ダイニングのカウンターを多目的に活用
書斎やPCスペースを兼ねて、ダイニング横にカウンターを設置。ちょっとした仕事やパソコン作業をするのに便利。私たち夫婦が使わないときは、子どもたちの勉強するスペースにも。家事をしながら子どもの様子も見れるので、おすすめ
総社市・Eさん

リビングよりダイニングを広くとって正解
友人の家に行くと、リビングよりもダイニングでおしゃべりをしたり、ケーキを食べたりすることが多かった。来客が多いので、自分の家でもダイニングを広くとった。実際、お客さんはダイニングで迎えることが多く、正解だった
倉敷市・Tさん
 

洗面・浴室・水まわりの“しまった!”“よかった!”

毎日の生活に欠かせぬ場所だけに、先輩の失敗もさまざま。機能面もさることながら、家事動線の良し悪しも大きな関心事

 

洗面・浴室・水まわりの“しまった!”

広すぎるトイレが子どもには使いづらい
広いほうがいいと思ってつくったトイレ。大人のサイズに合わせたので、子どもはトイレットペーパーが座ったままでは取りにくいみたい。成長すれば解決するけど、可哀想なことをしたなと思う
玉野市・Yさん

洗面室の換気が悪くジメジメ
お風呂に換気扇があるし、大きな鏡を置きたかったため、洗面室に窓をつけなかった。換気は十分と思っていたけれど、なんだかいつもジメジメしてる気が…。日当たりも含めて、ちゃんと考えればよかった
岡山市・Aさん

開放的な窓が恥ずかしい
浴室から中庭が見えるようなプランにした我が家。旅館みたいで落ち着くが、向いにも部屋があり、来客があるときはそこから見えるのではないかと心配で逆に落ち着かない
倉敷市・Oさん

トイレの場所はよく考えて
1階は和室の隣に、2階は子ども部屋の隣に設けたトイレ。音やにおいが気になって、来客があるときは2階、子どもが寝ているときは1階のトイレを使っている。リビングダイニングや洗面の隣など、気にならない場所にすればよかった
岡山市・Sさん

浴室の声が筒抜けで近所迷惑に
隣家のリビング横にうちの浴室があり、子どもが入浴中の騒ぐ声が隣にまで響いている。お隣さんは特に何も言わないけれど、申し訳ない。騒がないように注意はしているけれど、隣家の間取もふまえて設計するべきだった
岡山市・Tさん

2方向からの動線が意外と不便
洗面室に廊下側とキッチン側から入れる扉をつけたけれど、その分壁が少なくなった。ものを引っ掛けたり、置いたりするスペースがとれず、使いづらい
倉敷市・Aさん

ぐるりと回れる動線が困ったことに…
便利な動線を考え、家中を回遊できる間取にした。ただ、初めて来たお客さんには各部屋の場所が分かりづらいようで、トイレに行くときに間違って洗面室に入ることもしばしば…。洗濯物も見えてしまうので、ちょっと工夫が必要だった
倉敷市・Tさん
 

洗面・浴室・水まわりの“よかった!”

洗面と脱衣室を分けて正解
お客さんや子どもたちが使いやすいように、洗面は廊下に出して、独立した脱衣室をつくった。お客さんが手を洗うときに、散らかりがちな脱衣室を見られることもないし、脱衣室が広くて使いやすいので、とっても便利
倉敷市・Sさん

洗面室とキッチンが隣同士で朝の準備が早い
忙しい朝は子どもたちの朝食の準備をしながら、合間に洗顔や化粧をすることもしばしば・・・。うちは、洗面とキッチンが隣で扉一枚ですぐいけるので、とにかく往復が楽。食事の準備をしながら洗濯ができるので、時短にもなり、とても有難く思っている
岡山市・Nさん

2階に浴室とサンルームで洗濯物干しがかなりラク
浴室と洗面を2階に設けた。しかも隣には日当たり良好のサンルームも。毎日の洗濯物干しがとってもスムーズな上、南向きですぐ乾くのが嬉しい。天気も心配しなくていいので、他の動線ではもう生活できない!
岡山市・Bさん

 

玄関・外観の“しまった!”“よかった!”

玄関や外観は家の顔でもあるから、こだわりもたくさん。外構は家を建ててからと考えがちだけど、状況によっては結構なストレスになることもあるので、よく考えておきたい

 

玄関・外観の“しまった!”

大通りに面した玄関が嫌
大通りに面した我が家。あまり深く考えずに玄関も大通り向きに。ゴミ出しのときや、ちょっと庭に出るときも、人目が気になる。防犯を考えると安心だが、日々の暮らしを考えると、玄関の場所を考える、外構を工夫するなどすべきだった
岡山市・Mさん

風通しが悪くニオイがこもる…
玄関は広めにとり、扉のない大きな収納も設けた。コートや靴などを収納するのにとても便利だけれど、換気が不十分で、なんとなくイヤなニオイがリビングに流れてくることも…。風の流れや換気のことに気をつけて考えればよかった
玉野市・Hさん

玄関が狭くて圧迫感
LDKを広くしたくて、玄関の広さを削った。その結果、玄関を開ける度に圧迫感を感じる。毎日使う家族も、たまに訪れる人にも狭い家という印象になってしまい、玄関の広さは大事だなと痛感
岡山市・Yさん

後回しの外構が恥ずかしい
外構はあとからでいいと思い、手付かずのまま早5年。いまだ手付かずのまま。面倒になってきたこともあるし、お金のこともある。新築時に一緒にしていたほうが良かったなと今は思っている
倉敷市・Nさん
 

玄関・外観の“よかった!”

来客用と家族用の玄関がとっても便利
玄関を来客用と家族用に分けてつくった。来客用の玄関はいつでもきれいに片付いているので、急な来客にも慌てなくてすむ。家族用には大きめの収納もつくっているので、子どもたちの部活用品や掃除道具もたっぷり収納できる。このスペースは本当に良かった!
玉野市・Tさん

収納の“しまった!”“よかった!”

暮らしがはじまってから先輩達の後悔が最も多いのが、収納の少なさや位置。
サイズや収納力もポイントのよう

玄関・外観の“しまった!”

収納ケースのサイズが合わない・・・
収納はたくさん作ったけれど、サイズをよく確認していなかったので、入れたいものが入らなかった。本当は収納ケースを2つ並べて入れたかったけど、結局入ったのは1つ。あらかじめ入れたいもののサイズに合わせて設計してもらえばよかった
岡山市・Gさん

2階の納戸がちょっと不便
収納部屋が欲しくて、2階に納戸を設けた。こいのぼりやひな人形など、季節ものをしまうのに重宝してるが、1階に持って降りるのが面倒。1階につくればよかったかな
岡山市・Sさん
 

玄関・外観の“よかった!”

シューズクローゼットで玄関がスッキリ
靴が好きなので、シューズクローゼットをつくった。最初は大きすぎたかなと思ったが、子どもも生まれた今、大助かり。家族みんなの靴をたっぷりと収納できるので、来客があっても玄関はスッキリ。「いつもキレイね」と友人から褒められるのがうれしい
倉敷市・Tさん

子ども部屋・寝室・その他の“しまった!”“よかった!”

まだまだあるあんな失敗、こんな失敗。ついやってしまいそうな体験談から、理想の家づくりのヒントを見つけよう

子ども部屋・寝室・その他の“しまった!”

ベランダが細長くて使いづらい
うちのベランダは細長い。布団がたくさん干せて便利だと思っていたけれど、ひと一人通るのがやっとくらいなので、布団の出し入れがとっても大変。もう少しゆとりがあればよかったな
岡山市・Uさん

東の窓からの日差しで起こされる
明るい寝室にしたくて、窓をたくさんつけた。外からの視線のことは考えて工夫はしたが、日差しのことをあまり考えておらず・・・。毎朝、東側の窓から朝日がさんさんと差し込んで起こされる。健康的でいいような悪いような。たまにはゆっくり寝たい
総社市・Aさん

子どもとのコミュニケーションが…
自分の部屋が欲しいだろうと思い、子どもたちそれぞれに用意。しかし、子どもが部屋にこもってしまって、コミュニケーションがなかなか取れない。子ども部屋は寝るだけのスペースにして、リビングに学習スペースなどを作ればよかったかなぁ
岡山市・Nさん

スイッチの位置が悪かった
間取を考えるとき、動線のシミュレーションはしっかりした。でも、照明スイッチの場所は適当に決めてしまったため、照明を付けるためにいちいち余計な動きをしなければならず不便。スイッチの場所も動線を考えて決めるべきだったと後悔
倉敷市・Oさん

憧れの広い庭メンテナンスが大変
広い庭を手に入れて、最初のうちは、マイホームの醍醐味と張り切っていたけれど、夏ともなると一週間でたちまち雑草が生えてきてしまう。砂利でも撒こうかと考え中
備前市・Aさん
 

子ども部屋・寝室・その他の“よかった!”

1階の寝室で朝の準備が楽に
共働きの我が家では、1階に寝室を設けた。同じく1階にあるキッチンで家事を済ませたあと、すぐ休めるのがとても便利。寝るためにわざわざ2階に上がる必要もないので、毎日が楽。朝も早く、帰りも遅い私たち家族には、この間取がピッタリだった
赤磐市・Nさん

後悔しない間取を実現するために

先輩たちの失敗例を見てみて、いかがだっただろうか。ある家庭では失敗例でも、別の家庭では成功例になっていたりと、家族の数だけ間取はある。自分たちに何がベストなのかを見つけるために、新しい家でどのように暮らしていくのかを具体的にイメージしてみよう。
そこから、最適なプランが生まれてくるはず!

 

プランを考えるには、自分の思い描いている間取りやそれ以外のものなど、実際の住まいをできるだけいろいろと見て、できれば写真で見るだけでなく実際の空間に立ってみるのがおすすめ。注文住宅では、実際に建てられた住まいや建築中の住まいなどを現地で見学できる見学会などを行っている。これらのイベントに参加して、実際の空間を体感したり、動線をチェックしたりしてみよう。

>>岡山で開催中の見学会・イベント情報をチェック!(ステップハウス.JP)

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