株式会社 アトリエイデア　建築実例詳細　　個性ある土地に素直に収まる、心地よいカタチ

建物だけ見ればユニークだけれども、敷地に対してはこれが一番素直で自然な姿。
土地の形に逆らわずしなやかに寄り添う姿勢から、最適解が導かれる。

　東に道路、南を田んぼ、北西面を隣地に囲まれた、直角二等辺三角形の土地。Ｓさまは当初、この土地で本当に家が建つのか不安に思ったというが、相談に行った「アトリエイデア」の中井社長の「変形地には変形地の魅力がありますよ」との言葉で、購入を決めたという。検討の末に提案されたのは、細長い２つのブロックを北側で突き合わせた、Ｖ字型の家。「一見変わっていますけど、敷地に
対してはとても素直な形。三角の土地に無理に四角形を当てはめるよりもずっと広く伸び伸びした空間がつくれるし、庭もデッドスペースができず有効に使えます」と中井社長は話す。
　東側のブロックには、ガレージから玄関、クローゼット、洗面へとつながる生活動線を配置。北西面のブロックにＬＤＫを置き、Ｖ字に挟まれたスペースに中庭を設けた。東のブロックが車通りからの目線を遮ることでリビングのプライバシーが保たれ、中庭に向かって大きく開け放って暮らせるという仕掛けだ。キッチンに立てば家じゅうを気持ちよく見渡せ、どこにいても家族の気配を感じられる住まいとなった。