株式会社 ユーリン・ホーム　建築実例詳細　　匠の技と機能美が息づく 古民家を思わせる佇まい

　総社市の閑静な住宅街の一角に完成した和モダンの住まい。昔ながらの三和土（たたき）土間の玄関を上がると、木の香りに導かれるようにＬＤＫへ。力強い梁や柱を現しにした真壁造りの室内は、家の中心に設けられた吹き抜けと大開口により想像以上に明るくて開放的。設計・施工を担当した「ユーリン・ホーム」は、「古民家風の落ち着ける雰囲気にしたい」というＴさまご夫婦の思いを汲み取り、１階の梁や柱、腰板に自然塗料で色味を加え、どこか懐かしさを感じさせる和の趣を添えた。和室では、ご夫婦が望まれていたイメージを伝統技術で見事にカタチにした千本格子戸の美しさが際立つ。床の間や仏間のあつらえ、建具の切込み作業といった細部に至るまで熟練職人の手で丁寧に仕上げられた。機能面においても、家全体を包み込むように隙間なく吹き付けた発泡ウレタン断熱材、地震の揺れを最大70％吸収する制震ダンパー「ミライエ」を採用し、家族が長く安心して暮らすための快適性能を備えた。まもなく１年を迎える新居での暮らしで、住み心地の良さを改めて実感しているというご夫婦。「吹き抜けから注ぐ光や木の肌触りが心地良く、日々心穏やかに過ごせています。娘が大きくなったら、料理やガーデニングを一緒に楽しみたいですね」。